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着ぐるみ製作概論・その1

右も左もわからないまま、いろいろ試行錯誤してなんとか形にした製作法を紹介したいと思います。

軽さと、強度と、仕上がりの美しさから、とりあえず「FRP」で作るのが定番のようです。

で、FRPを使った場合どういう工程で作るかといいますと、

 

(1)「原型」製作

加工しやすい材質(粘土や発泡スチロールなど)で、作りたい形そのものを製作します。

中が詰まっているので(うちの場合は発泡スチロール)、当然かぶることはできません(笑)

 

(2)「雌型」製作

原型を写し取った「雌型」を作ります。

 

(3)「製品」製作

雌型の内側にFRPを積層すると、FRPでできた原型と同じ形のものができます。
これが「製品」で、目的の品です。
中は空洞なので、かぶることができます。

 

(4)研磨・修正

表面が滑らかになるよう研磨したり、気泡や空洞を修正します。

あと目や口をくりぬいたり輪郭や鼻とかの修正もします。

 

(5)塗装

色を塗ります。そのまんまだなぁ(笑)

 

(6)艤装

内装のスポンジを取り付けたり、目やまつ毛などを取り付けたりします。

 

(7)結髪準備

めろんちゃんの場合はツインテールだったので、後頭部に髪を付ける土台が必要だったので、後頭部を構築します。

 

(8)結髪

ウィッグを貼り付けて、髪型を作ります。

 

(9)完成!

あとは、肌タイと衣装と合わせて、こんな感じで完成です♪

 


(→その2に続く)